兵庫・岩屋エリア

*岩屋リポーター・TAK


☆厄神さん終われば春が来る☆

 ここ丹波地方に言い伝えられているがその通りとなった一週間でした。2/17,18の厄神さん祭りはあちらこちらの神社で客寄せの音楽が流れる。もちろんJAZZとかROCKとかは間違っても流れない。申し合わせたかのように演歌!オンリーなのです。ただ救われる事は酔っ払いのおじさんがマイクでカラオケ唄うのだけはない。昔、東北の暇なスキー場ではリフト番のおじさんがマイクで演歌を唄ってスキー場に流していたのを思いだす。

(写真=来年完成の青垣IC)

 厄神さんが終わると毎日、春みたいな天気が続き日中の温度は22℃と4月下旬の陽気となった。上昇気流の方は連日、逆転層でなかなか1000m以上上がるのは難しかったが春の陽気で楽しく飛べました。北風と太陽の童話の様に冬の着膨れからドンドン縫いでいった。最初はムレムレの防寒靴をスニーカーに履替え、ダウンのインナーを脱ぎ、ネックウォーマーを外して三日目には上半身裸でパラを畳んだ。冬将軍到来で着膨れし、春うららちゃん到来にドンドン脱がせる。まさに北風と太陽の童話の世界にいるみたいでした。

 19日風は穏やかで空撮をする。青垣道の駅の横に建設中の高速道路、工事は急ピッチで進行して来年には青垣ICが開通すると大阪伊丹空港まで1時間で行ける。岩屋が大阪に急接近する。楽しいフライトに連日酔いしれてた。しかし、幸せは長くは続かない。週末の予報は春の嵐到来!

(写真=お父ちゃん頑張って!)

 21日の土曜日、昼から風が強くなる予報なのでアサレン7時、午前中に3本飛ばした。風はしだいに強くなり前山で15機がソァーリング久々にパラフル?な空で活気づいた。Landing場では地元の若いお父さんが一家総出でパラ練習となんとも長閑。

(写真=一家総出で応援します)

 南風がパラのMAXを越えたので昼からパラは一機も飛んでいなかった。午後2時ぐらいに大箕山をハングが3機飛んでいたら。そのうちの一機が前山の北斜面横の空き地に墜落。原因はエクササイズで体重が10kg減り翼を変える最後の飛行に強風の乱気流コンデションと悪い事が重なった。風が穏やかであったら無事にフライト出来ただろうに残念な事故。骨盤を骨折したので重症。無事故記録更新中の岩屋でした。京都ハング所属、31歳男性、ハング歴12年、豪州大会にも出た経験あり。強風に強いはずのハングでも起きた強風での事故に改めて怖さを思い知る。

 日曜日、22日は激しい風の音で目が覚めたくらい春の嵐到来。気温はぐんぐん冷え込んできた。

 23日の月曜日は強風の上にミゾレも降り始めたのでスクール生とスタッフを連れてハチ北スキー場にスノーボードに行った。山頂1200mは猛吹雪でほとんど前が見えない状態で滑走。

 2/24昨日まで嵐はウソのように晴れて穏やか風となった。昨日、猛吹雪の中でスノボを楽しんだカオリちゃんは朝から穏やか気流でフワフワ滑空していた。昨日は滑走、今日は滑空。地元、神楽(しぐら)小学校4年生の学習は☆地元の方から生き方を学ぶ☆でパラグライダーを取り上げてくれた。11時、岩屋からテイクオフした正一郎と吉川正雄さんがBooomerang3で小学校上空まで飛んできて狭い校庭に見事なLandingに子供達がキャーキャーと駆け寄った。

 二人はサインを求められ子供らアイドルスター?吉川さんもサインして!にニコニコ応じてた。子供ら正一郎のGPSを持って校庭を走ったり吉川さんのパラグライダーを運んだり大はしゃぎ♪ 翌日の新聞には☆パラグライダーで登校☆の大見出しとカラー写真。もちろん丹波版ですが日曜日には同じページにカラー写真でハンググライダー墜落青垣の記事が掲載された。風が悪いときは引き、風が良いときは楽しむ。自然には自然体で付きあい末永く飛びたい岩屋です。

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