*岩屋リポーター・TAK
12月最初の週末を控えた5日の金曜日は穏やかな風が終日吹き小春日和の陽気となっ
た。山頂から遠く見える福知山や春日の盆地には昼近くまで雲海がかかり、上空はすっきり青空と逆転層となった。安定した北東風が気持ち良く入る南T.Oか
ら次々に飛び立つが山頂レベルよりなかなか上がれないで苦戦していた。私も逆転層に立ち向かいなんとか大逆転を試みるが、ちょっとだけよサーマルに翻弄さ
れ疲れたので狭い狭い南T.OにTop
Landingをした。あまり上手くいったので本人も驚きでした。
ハーネスからDAKARAのペットボトルを出して、ぐっと飲みしきり直して飛び立ったがやっぱり上昇出来なかった。結局、この日は逆転層に阻まれて大逆転出来ずじまい。
12/6タノシミにしていた週末の土曜日は冷たい冬の雨がシビシビと降る一日となったが朝8時からスクール生が集まって来て岩屋の登り口にある丹波少年自然のプレイルームへ。
☆レスキューパラシュートのセミナー☆講師正一郎で開催された。TAKでも初めての 試み。会場のプレイルームでは天井からハーネスを吊り下げるロープがセットされ、塵一つ落ちてないフロアー、空調設備も素晴らしく外気温は7℃なのに室内 は20℃でからっとした室内はレスキューパラシュートを投げるに相応しい環境。
2時間近くレスパラに関しての講義の後、今年10月に舞鶴・神崎マヌーバーで実際に回復不能の異常飛行状態からレスパラした4名の開傘の模様をビ デオで見た。大型スクリーンに映し出された映像をスローで見ると投げたレスパラが開傘するまでのメカニズムが良く判った。次はいよいよ天井から吊り下げた ロープに順番にハーネスを装着してレスパラを実際に投げる練習に入った。
手順はハーネスに座ってる方の両膝を押して空中ブランコ状態にしてやる。これが結構な力がいる重労働、延べで30回以上も押して空中ブランコをして上げたが自分の子供にもこんにブランコを押した記憶がないくらい押した。
空中ブランコで振り子になってるのを今度は正一郎が捻ってスピンに入れブンブン〜グルグルとなったところで『レスキュー!』の掛け声でレスパラを 投げる。投げる方も押す方も面白いので時間を忘れて練習した。外は冬の冷たい雨が降っているのにプレイルームは熱気ムンムン、シャツ一枚で昼飯も忘れて訓 練した。この様にウインターシーズンはどこのエリアも飛ぶ確率が悪くなるが地上でパラグライダーを学習する機会を作るのには良いシーズンでもある。この冬 は特にいろいろ知恵を絞って面白企画をドンドン実行し冬でもスクールに行くのが楽しくなるシーズンにする予定。
12/7日曜日、良い天気となったが北西風は強くエキスパートの方のみが山頂からフライトして他の方々は講習場で基礎トレーニングとなった。秋に体験&タンデムした女の子達が12月に入ったのにベーシックコースに入って来る異常現象!?が起きている。
冬ともなれば訪れる人も少なくなり『冬だからしょうがないね』で諦めモードでしたが、今年はなんとも華やかなウインターシーズンとなってきた。お まけに、TAKにはルーキーのマックス君(生後7ヶ月、♂の兵庫けん?)までも仲間入り。一躍、講習場の人気者(犬)になってる。この春には特製ハーネス でタンデム空撮写真をこのページに送れるはず。
この日の岩屋は北西風が強くなり御昼のは誰もいない空となった。平日は飛べて週末は飛べないパターンが二週も続いたが今週末はどうかな?