*岩屋リポーター・TAK
タノシミにしていた11月1,2,3の連休はなんとか飛べた岩屋でした。1日は兵庫県県民局の18名の方々にパラ体験をして頂いた。2日は30年近く続いている紅葉マラソンに今年も2600名参加して走った。二つのスクールから恒例、10名のタンデム招待券を協賛しましたがあいにく風が強くこの日に飛ばす事は出来なかったが今月末まで有効。3日は遂に怪しい空から雨…が降ってきた。
それでも熱心な体験の方々と夕方までレッスンをしたら講習機はびっしょりと濡れて翌日は甲羅干しではなくパラ干しの一日となってシマッタ!4日は明日から始まるインストラクター基礎技術研修会準備で正一郎は大忙し、午後には伊丹空港までドイツDHVのクラウスさんを出迎えに行った。
先週は二日間茨城県COOで同じ研修会を開催して35名が参加、五名がパフォーマンストレーナーに合格と厳しいテストもあり気合いも入る。昨年 11月のテストでは私は合格したが正一郎は落ちたのでリベンジとなる。午後3時にはクラウスさんもここ岩屋に到着し旅の疲れも見せずに会場の準備に入る。
Landingには10mサークルのターゲットが敷かれた。研修会会場になる丹波少年自然の家はこの夏リニューアルしたばかりで講義室にはOHP オーバーヘッドプロジェクターもありクラウスさんも絶賛。ハーネスで宙づりになりレスパラを開傘させる練習の最適な体育館もお気に入りで嬉しい予感♪安い 費用で宿泊、ケイタイが圏外になり、コンビニまで遠いから酒もゲットしにくい抜群の環境で研修会が始まった。
5日初日は施設使用のオリエンテーション、クラウスさんの紹介、そして講義が11時まで早速、山頂に上がるがあいにくの南西風が強く飛べず予定を変更して講習場でフロントのRise upでの実技試験が行われた。クラウスさんの表現ではバナナの様に身体をのけ反らしてキャノピーを見る!昨年の研修ではのけ反った瞬間に腰が痛いとひっくり返った方を思い出した。
演技の全てはビデオに収録されて講義室に戻りVTRで解析しながら研修する。夕食の後も講義があり終了したのは9時でした。やっと自由になった皆さんは朝ちかくまで?盛り上がりったそうです。
6日素 晴らしいパラ日和となり皆さんが講義を受けてる間、KIDS岡田さんと山頂に上がりTake offの風を報告。北西風が穏やかに吹き雲海の中に紅葉が奇麗な岩屋となった。講義も終わり全員がLanding場に来たので岡田さんと本日の演技をデ モ。ピッチング、ローリング、Bストール、21秒のリバースターン、翼端コラップスしての直線飛行、場周飛行してLandingを二人でデモした。
演技は全てビデオに収録されて講義室で解析される。その日の夕食はおでんでしたがクラウスさんは食べれませんでしたのでTAKのお肉屋ふくちゃん 特製焼き豚を差し入れしたところ目を丸くして、美味しい!お肉屋ふくちゃんドイツに進出?の自信になった。食後も講義が9時まででした。
最終日7日も抜群の天気と風となり南Take offからクラウスさんが先頭切ってTake off、25名全員がフライトするのに一時間とかからないペースでした。渋いサーマルで上昇したのが地元ロールアウト加藤豪さんと獅子吼の宮田さん。宮田さんはGangster M モノトーンで谷を周回していた。初めてのエリアで『御主やるな』って感じ飛びでした。
快晴、紅葉の奇麗な岩屋をフリーフライトして楽しんでもらった後はエキストリュームフライトについて講義で会場を体育館に移した。天井に設置された舞台照 明用の櫓からロープを垂らし特製のスプリットバーにハーネスをぶら下げ空中ブランコ状態から脚を回転させてスピンに入れる。『レスキュー!』の掛け声でレ スパラを決められた所に投げる。男どもがしり込みする中で、TAKのノンちゃん、白根の高橋さんと女性がチャレンジ。女は度胸!男は愛嬌?
三日間の研修会は無事終了、パフォーマンストレーナーに合格はジャム勝の堀校長、獅子吼の宮田さん、TAKの正一郎でした。堀さんは三度目で合格
したので本当に嬉しそうでした。六十名の参加があった研修会、この成果が各エリアで確実に発揮されてより安全なパラグライダーの指導がなされる事でしょ
う。最後の夜はクラウスさん、TAKちに泊まって頂いた。いつもベットに寝るので和室の畳の上に初めて寝たそうです。どんな夢を見たのかな?翌朝5時、又
しても正一郎はクラウスさんを伊丹空港へ送って行った。又来年も岩屋に来てくれる事でしょう♪