19:00岩屋佐野邸に集合。加美町の金川さんちで金川号に乗り換えて、22:30東大阪にてオオニシちゃんをピックアップ。金川さん→みき→てゆぅか佐野さんの順に運転を交代しながら一路"筑波"を目指します。途中、御殿場では猛吹雪…明日の天気をちょっぴり心配しながらも順調に首都高をくぐりぬけ、常磐道へ。(朝もやに浮かぶ東京タワーが寝不足の目に鮮やかでとっても心地よい♪)
今日の寄り道:高野山をくぐってもどった…(教訓:NAVIのゆうことはちゃんと聞きましょう。) |
6:00これから10日間のTAKチームの定宿となる『青峰館』に到着。 先発隊で筑波入りしていたあらっき〜の"お"王子様、たんたん田中さん、せいちゃん、お杉様、ジーパンくん、そしてTAK関東支部Mr.えんどぅさん(今回のみんなのアッシー殿)6名が河岸のマグロのごとくゴロゴロ寝てるところに入り込んでしばしの仮眠…
7:00ごそごそごそごそ… 『ワシの@×&%#どこやったかいな…さっきここらへんに…』たんたん田中さん、なにやら探しモノ中…その横では…『今日、寒いんかな〜。めぐりん。俺のタイツどこいったか知らんか?』と、あ!らっき〜さんも探しモノ中…(ってか、アラキさんのパッチタイツの行方を私が知ってたらそれはそれでどうなんやろ〜?(^_^;))
『お〜。あったあった…』田中さん、何かを発見。あ!らっき〜さんもお布団の中からぬくぬくのタイツを発見。そして、さらに…『僕の◎☆▲もないんや。困ったな〜。なんでやろ〜な〜。なんでだろ〜なんでだろ〜♪ 言わなあかんなぁ。』…あらら、金川さんも?
せいちゃん曰く『いつものことやから、ほっといたってな〜。』 どうやらこれが、TAKの朝の風物詩らしい…
8:00そんなこんなでようやくエアーパークCOOに到着、ジャパンカップ出場の選手は受付へ… GPSにポイントデータを落としたりウェザーリポートを確認したり… なるほど〜。パラの大会ってこんな風に始まるんや。
お気楽観戦モードの私はものめずらしげにあたりを散策。てきぱきと動き回り、準備に余念のないスタッフさん。今回はじめましての佐藤家次男の良太くんもめっちゃ頑張って働いてるし。えらいえらい(^o^)丿(良行くんを見ててもそうやねんけど、2人とも一見『いまどきの子ぉ』っぽいねんけど、ホントにええ子で佐藤パパ(ママ?)ってゼッタイ子育て上手いと思う)
海外からの参加選手もすでにたくさん到着していて会場はとっても華やいだ空気に包まれていた。
選手のおジャマにならないようにタイミングを見計らってテイクオフへ上げてもらう。
常に10数台のシャトルがピストン運転されているそうで、これを管理するだけでも大変そう。ただ、今回は一般の観客の方にもテイクオフに上がってもらって間近で大会を楽しんでもらおうという開催者側の配慮もあって、どんどんシャトルは出しますよとドライバーさんがおっしゃってました。
そうやって地道にパラやその大会を知ってもらう努力もとっても大事なこと。
大会&スポンサーフラッグがはためく東テイクオフは強めの裏風(西風)。お天気はめっちゃいいのにな〜(>_<)。隙をついて飛び出していくダミーが数機。不安定な挙動のまま潰されながらブルーサーマルでガンガン上がってく。いかにも春らしいラフなサーマルコンディション。
そのうち海風が勝って東にかわってくるでしょうとの内藤気象予報士さんからの予報が出ていて、みんな東テイクオフでしばしウェイティング。
周りを見渡すと、やたらとたくさんいるTAKメンバー。(私みたいなにぎやかしも含めて)遠く数百キロ離れた筑波なはずなのに、なんだか岩屋のいつもの雰囲気がそっくりそのまま引越ししてきたかのような錯覚に陥りそう…
11:50半谷さんと田中みゆきさんによるブリーフィング開始。
『タスクはB07…の…で、スタートは5kmのスモールシリンダーで…48.7km。ゴールは八郷町役場前になります。』真剣に聞き入る選手の横で、せめてその空気だけでも感じとろうといっしょに息を殺して聞いてみる。
『今日は、ゴールで待ってて俺が一番で来たからって"わ〜い♪"って喜んでたらダメだから。』と、正ちゃん。なんでときたま標準語なん?…っていう素朴な疑問はさておき…スタートパイロンの半径5Kmから最後に出た時がその人のスタート時刻で、いくつかのターンポイントを回って、ゴールするまでの時間で争うスピードラン。だから、遅くゴールしたとしてもスタートからゴールまでにかかった時間が短ければその人が一番ってことなのだそうな。
12:30ウィンドオープン。テイクオフは依然風が不安定なまま。たま〜に入るサーマルブローをつかまえて運良く出られた選手はぐんぐん上昇。そのうち、あまりの東テイクオフの停滞ぶりに業を煮やしたのか、西テイクオフも選択可に。高藤さん、金川さん、和田さんらは移動。
西テイクオフ。一応正面から風がはいってきてるものの結構強い。しかも風が巻き込んでいるのか、立ち上げたとたんに片翼(ほとんどが右っかわ)がペシっとはたかれたり、バシっと潰されたり…それでもさすがジャパンカップ出場選手。テイクオフディレクタージャム勝の堀さんの采配もあってどんどんテイクオフ。出ればトップアウト!な条件だけにみんな焦ってる感じがすっごく伝わってくる…。
TAKの金川さんを含めて残り20名ほどになったところで『東テイクオフのほうが良くなってるらしい…』っていう情報が入ってきた。西テイクオフ前はローター域になりだしたせいか、今度は出たら沈んじゃう〜…って条件に。東のほうに移動し始める選手もちらほら。 そんななか金川さんは『えらいこっちゃな〜。ホンマになんでだろ〜なんでだろ〜♪言わなあかんなぁ。』ってぼやきながらも『でも、もう、移動すんのはいややな。僕。』とさっくり飛び立っていかれました。その後ろ姿がなんとも潔かったです♪
再度、東テイクオフにとって返したころにはほとんどの選手が出てしまったあと… とりあえず本部に戻って、そこで合流したせいちゃん、ジーパン兵頭くんとともにゴールに向かうことに。
八郷町役場前の田んぼにはゴール係のゲインインターナショナル佐藤のてっちゃんさん。 あれ?でも、ゴールライン撤収中…?
『もうちょっと早くくればよかったのに。吉川さんがゴールしたよ!さっきタスクストップになったっていう連絡があったから、今日の唯一のゴール者だね!!』
すごいっ!このサバイバルレースで、百数十名の選手がいるなかで、一人だけゴールしちゃうなんて!せいちゃん、兵頭くんと3人でバンザイっ!?(^O^)/
さて、ここからえんちゃんを隊長とする"TAK専属回収隊"が大活躍…タスクエリアも広けりゃ、回収範囲も広い…(以下の発言が、どなたの回収のものかは想像しながらお読みください。)
『…豊後荘病院の近く…』
『お〜。今どこにおる〜?ワシ、西のなんやサブランの側に降りてもたんや。目印になりそうなもんやったら、こっからコメリが見えとるな〜。わかるか?』
『え〜っ。もしもし佐野ですけど〜っ。〇〇が筑波のケーブルの駐車場の近くに降りたらしいです〜。回収いけそうかな?』
電波不毛地帯にも屈せず携帯と無線を駆使しながら回収に走り回って、ようやく全員帰着報告を済ませたころにはもうすでに薄暗く…その後はみんなで温泉"ゆりの郷"へ…
ご飯食べて、青峰館に戻ったら一気に爆睡してしまったのであとのことはわかりません…おやすみなさい。
今日のわんこ:エアーパークCOOにはリュウ、サリー、むさしの3頭のわんこがいます。めっちゃ人なつっこくってみんなに愛されてるのですが、事務所の中で誰かが何かを食べてるといつのまにか目の前にやってきてじぃ〜っとじぃ〜っと潤んだ瞳でみつめてきます。あなたはこの誘惑に勝てるか?!(でも、食べ物は上げちゃダメなんだって。) |
朝からどよ〜んとしたオーバーキャストでタスクは早々にキャンセル。
ここで自動的に吉川さんの優勝が決定!パンパカパ〜ンっ(^O^)
とりあえずフリーフライトに上がってみたものの…
早いうちは筑波の練習生も何人かテイクオフしてたのに、だんだん強まる北東風。 テイクオフディレクターの判断で、パイロット限定オープン…さらにテイクオフに自信があって、かつ足のある機体に乗ってるパイロット限定オープン…そしてついにはPWC出場レーサー限定オープンに…
なすすべもなく寒さにふるえながら本部へ戻り、お昼ご飯はチャンプ吉川さんを囲んでみんなでお好み焼き屋さんへ。(このお好み焼き屋さんがかなり当たり!筑波にいかれる方はぜひ寄ってみてください♪)ビールに日本酒でお昼から宴会モードにスイッチオン。
そこで印象深かった吉川さんの一言…
『強く勝ちたいと願う気持ち、いつまでも前向きに頑張る気持ちが、こうやって結果になってくれました。そして、それがここにいるみんなにも空気感染のように伝わっていけばいいなぁと思っています。』
一見いい感じに酔っ払ったおっちゃん(ごめんなさいm(_ _)m)に見えるけど、努力を積み重ねてきてきちんと結果を出せる実力を持った吉川さんの言葉だけにすごく重たくって、そしてすごく優しかった。
そうそう、閉会式を待つちょこっとのあいだになにかピンとくるものがあったのか、ず〜っと迷ってたハーネスをあっさりGINの genie XOに決めたせいちゃん。女のカンってやつかな?(^-^) しかも、NEWハーネスにはスコッティ−とGINさんのサイン入り!のプレミア仕様でかなりかっこよい。
14:00ジャパンカップ閉会式。どこよりなにより色めきたつはTAKチーム!
2002年総合優勝正ちゃん&今大会優勝吉川さんのダブル表彰!!Congratulations!
2人のチャンプとTAKチームで記念撮影に大騒ぎに。 その様子を見ていた他のエリアからこられてフライヤーさんたちも『えっ!岩屋のTAKさんとこからこんなに大勢こられてたんですか?!』とびっくりされるほど。そ〜なんです。これからも入れかわり立ちかわりたくさんきますよ〜
一足お先に帰って岩屋に向かうという徳島のダイナマイト中村さんを見送って、みん なでまったりしていると半谷さんが
『明日はかなりいいよ。みんな明日まで残って飛 ぶんでしょ?』とニコニコ。
それを聞いて顔色の変わったあ☆らっき〜さん。
『中村 さんに機体持って帰ってもらったわ…』
『え〜っ!!!もったいないよ〜。』、
『何してんの?!はよ中村さんに連絡して 戻ってもらわなっ!』
『明日飛んでからみんなで帰ればいいや〜ん。』とみんなで口々にあ☆らっき〜さんを説得。
正ちゃんが急いで電話すると中村さんはすぐにあ☆らっき〜さんの機体を持って戻っ てきてくれたのでした。 そして、半谷さんの予言が次の日見事に的中… エリアのオーソリティーの言うことは聞くべきですね♪
夜は"ゆりの郷"にて祝勝会。吉川さんの賞金でパ〜っとゴチになりました〜っ♪(^○^)
今日の一等賞:なにはさておき、正ちゃんと吉川さんでしょう!TAK"W"優勝の1位お立ち台独占なんてオットコマエすぎるっ♪ |
『今日こそ飛べそう!』
今日は朝からピカピカの青空。日差しもあったかいし昨日よりは荒れている感じもない。 機体とともにテイクオフに上げてもらってセット。今日の午前中に帰っちゃうたんたん田中さんに手伝ってもらって、あ☆らっき〜さんのすぐあとにテイクオフ!
目の前にはすでに上下数百mにも及ぶ数十人規模のおっきなおっきなガーグルが2つ3つ。ゼッケン付きのコンペ機もい〜っぱい飛んでるし、そ〜っと控えめにセンタリングの輪に混ぜてもらう。今日は奇数日、左旋回。(私から少し離れたところに逆旋回してる外人選手がいたそうで、吉川さんがガオ〜っと吠えているのが聞こえた。)
きっとサングラスしてなければ目の色もわかるくらいの距離感でPWCレーサーやジャパンカップ出場選手とセンタリングできるなんてかなり感動…機体性能&ウデの差でほんの数周ですぐにおいてかれちゃう…(ガーグルを組んでみんなで飛ぶときはダンスを踊るように…なんて形容をよくされるけれど、私の場合は、さながらパートナーが下から下から順繰りにかわっていくフォークダンスみたいやった。)
マイペースで雲低までつけたあと、タスクボードの地図を思い出しながらポイントポイントで写真を撮っての〜んびり2時間半ほどフライト。
14:00PWCの開会式が八郷町役場で行われるのでみんなずいぶん名残惜しそうにしながらも降りてきた。金川さん、杉様もかなり遠くまで走れたそうだし、あ☆らっき〜さんもずいぶん沖まで出しても『全然ずぶらんかったで〜』とご満喫。せいちゃんはNEWハーネスの初乗りがとってもよかったと笑顔♪兵頭くんもずいぶん飛んでたらしいしね〜。
(結局、その日は筑波の今年のXCレコード(90km)が出たほどの爆良コンディションになったそう。練習日にしとくのもったいなかったかも?)
立派なステージにたくさんの出店も並んでとってもにぎやかな会場に後ろ髪をひかれつつ、今日お帰り組(あ☆らっき〜さん、せいちゃん、杉様、よっすぃ良行、私)は、PWC出場の正ちゃん、吉川さん、金川さん、高藤さん、和田さんにお別れ&応援のご挨拶をしてから、"みんなのアッシー様"Mr.えんどぅさんに石岡駅まで送ってもらって長く遠い帰路についたのでした。
今日のJ-BOY:百何十機が入り乱れて飛ぶ中、ひときわ輝き目立つ赤いアバックスのJ-BOY!テイクオフで外国人選手に"アレハ ドウイウ意味?"って聞かれたので"日本男児の熱いサムライ魂をあらわしてるのよ。"って答えたら(かなり適当かも…違ってたらごめんなさいね。(^_^;))"OHH!So COOL!!"と妙に感心して写真をパシャパシャ撮ってました。これであ☆らっき〜さんのJ-BOYも世界規模?! |