「初フライトレポート」 BY 竹内 亨彦 (02/10/13)


 「山飛びをする!」これがここ2ヵ月間の私の目標でした。

 それがついにかなう日がきました。10月13日(日)午前 南テイクオフ。
 全ての準備が整い今まさに飛び立とうとする瞬間。

 あとは走り出し日頃練習を積んでいる立ち上げをミスなくできれば、岩屋から飛びたてるという状態にありました。だんだん緊張がたかまり、「早く走り出したい!」と思ったとき、かけられた言葉は「この風は初飛びにはむずかしいなぁ。」という言葉でした。 …ガクッ。すごすごと機体をたたみテイクオフをベテランの方々に譲りました。

 その日の天気は快晴で思い出の初フライトとしては絶好でしたが、風が強く結局夕方までその風のため足止めされてしまいました。しかし長野サンのいうとおり日没に近づくにつれて風も弱まり、また飛べそうなコンディションになってきました。 その日の初飛びは、私のほかに小林サン、長尾サンの二人いて、全部で三人でした。 小林サン、長尾サンがTAKに入られたころ私もTAKに入ったので「同期」みたいなものです。私は8月の中旬にTAKに入っているので、グリーンパークでの練習は汗だくでした。 本当に汗だくでした…。その一緒に汗をかいた方々と同じ時に飛べるのはうれしかったですし、心強かったです。

 いよいよ飛べる時がやってきました。小林サンが一番に飛んでいきました。きれいな立ち上げでバッチリのテイクオフでした。「よーし。 オレも!」と思ったのがいけなかったのでしょうか、一回目の立ち上げを見事に失敗しました。しかし、特に焦りも緊張もなく二回目には成功し、飛び立つことができました。空の上では、無線もしっかり聞こえていたこともあり割とはやく落ち着く事ができました。せっかく昼間は快晴だったのに自分が飛ぶときには空も暗くなりかけていて、曇り空だったのが残念でした。(まあもともと景色を堪能する余裕はありませんでしたが・・)

 ランディングは正一郎サンに誘導していただき、思ったとおりとはいきませんでしたが、きちんとランディングすることができました。ランディングでは皆さんにあたたかく迎えていただき、感動的でした。それまで初飛びした方々が温かく迎えられているのを見ていたので、ランディングしたときに誰もいないという寂しいことにはなりたくありませんでした。安心しました。

 そのあと、校長と初飛び三人とで記念撮影をしてもらい、校長を胴上げしました。 その日はさらに幸運なことに、辻強サンに体重移動のやり方を懇切丁寧におしえていただきました。正一郎サン、辻サンといった世界で活躍している方が自分のそばにいて、身近に感じることのできるTAKはすごいと思いました。

 思い起こせば、長いようであっという間の二ヶ月間でした。この間、校長はじめいろいろな方々にご指導頂きました。これからもパラにどんどんのめりこんでいきたいと思っています。目標は全国各地パラをもって飛びまわる事です。今後も宜しくお願いします。


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