「初フライトレポート」 BY 小林達矢 (02/10/13)


 10月13日(日)待ちに待った初フライト無事、成功いたしました。

 その日は朝早くから目覚め(実際は興奮してあまり眠れず)、6時半には家(泉大津)を出発し、阪神高速をはしり、8時40分にはTAKの事務所に到着。 ミーティングで校長が「初飛び3人、朝から行くぞ!」と言われ「うそ?ラッキー」っていう感じで心が踊りました。ただ無線チェックでは、もたもた操作をしていたので、校長から「駄目だ、今頃何をしてる!予習してこないと」とダメ出しをくらい、期待と不安の中で山に上がりました。

 山頂に着き、南方向から先輩方が華麗にTakeOff。どんどん飛び立つ姿はかっこ良かった。そんな思いに深けてる間も無く「初飛び、準備しておけ」と一言。私達初飛び部隊(小林、竹内、長尾)は、お互いに顔を見合わせ気合を込め、準備しました。ジャンケンでトップは竹内さんに決まり、ついにTakeOffの場所に立った。そして風を待った。が、しかし、それまで穏やかだった風が急に強くなり、急遽断念となりました。結局その後なかなか風は緩まず、お昼になり、チャンスは午後に持ち越されました。

 午後からも中々、私達が飛べる風にはなってくれず、焦りが出始めた時、長野サンが「夕方には、落ち着くよ」と言われ、その言葉を信じ、じっと待つ事に!すると本当に4時半ごろ、風が正面から少し緩やかに入るようになり「初飛び、行くぞ」のgoサインが最後の最後に出ました。

 「さあ、竹内さん頑張れよ」と呑気に思ってたら、校長が「小林君、準備して」と…? 「え、ぇぇ…嘘やろ?」 準備は出来ても心の準備がまだやのに?! そんな不安定な気持ちの中、飛び立ちました。でも振り返るとあの時、上手くTakeOff出来たのはそれで力まず、リラックスする事ができ、かえって良かったのかな?と思います。

 飛び立った後は もう不思議で神秘的な空間のオンパレード。「俺は、大空を飛んでいる!」 という感動が、身体中に込み上がって来るのが解りました。 無線で誘導され、山谷を横切り、旋回し、「これがパラグライダーの醍醐味なのか」と体感! この経験は飛ばないとわからないな、表現できない!! 約20分位の飛行中、色々な事が頭に浮かんできました。600m上空を飛んでる自分、 広大な山脈をくぐり抜けてる自分、そしてお盆から休日を返上してパラグライダーに賭けてる自分、嬉しかったですネ

 ランディングは、正一郎さんが誘導してくれ無事、生還?!

 ランディング場では、皆さんの拍手、そして偉大な先輩?の伊藤さんが真っ先に駆けつけ てくれ、「良かったョ、おめでとう」と握手をされた時、はじめてホッとできました。

 3人が無事飛び終わった時、校長も暖かく出迎えてくれ、全員で記念写真を撮り、 気が付けば、何故か?校長先生を私達で胴上げしていました。

 この体験を通じ、更にパラグライダーにハマリそうです。サラリーマンには、成らなかったけどパラリーマンになりそう! 校長が、よくグリーンパークで私達のラインチェックが不充分な時、「You are Pilot, Not a Passenger」と口を酸っぱくし、何度も言われてたのは 飛んでみて理解出来ました。本当にあの大空を自分一人で操縦するには、絶対的な注意 が最大限要求され、安全を確保するからこそ、感動を生むのですネ!

 最後に私達3人と伊藤さんには、密かな夢があります。それは4人で一緒に出来るだけ 早く色々な場所に飛びに行く事、まず手始めは、「鳥取砂丘を飛ぼう」と目標を決めています。出来れば、砂丘まで飛んだ先輩のようになれるとすばらしいな 今後は上のクラスを目指し、もっと安全性と技術を磨きカッコいいパイロットになります。

 ここまで仕上げていただいた校長、暑い中、汗水流し必死で教えてくれたノンちゃん、 ユカさん、サポートしてもらった先輩方、どうもありがとうございました。 そしてこれからも同期の竹内、長尾と共にどうぞヨロシク!!

以上  


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