気分がいい。 "今日もグリーンパークで頑張るぞ!" 青垣へ向かう道中、"ひょっとして今日は飛べるかも・・・"と思ったりしたが、TAKに着くなり校長から山は南西の風のため飛べず、 グリーンパークへ向かうようにとの指示。
"あぁ、やっぱりか〜。" 暫くすると風がよくなってきたのか、山の方でパラがちらほら。3本立ち上げ練習をした時点で校長から初フライトGo!の指示。 俄に信じられなかった。グリーンパークまで迎えにきてもらってTOに向かう。頂上付近で降雨。雨はすぐにやんだものの、 ヘルメットを車の中に忘れてしまい、やむなく待機。
"折角の緊張感が〜っ!!" ヘルメットは後続の車に持ってあがってきてもらった。TOに人も疎らになってきた頃、スクールで借りたド派手なフライトスーツを身にまとい、いよいよ自分の順番だ。正一郎さんにサポートしてもらいつつテイクオフ。うまく飛び立てた。
さぁ、これからだと思ったとき、ふと気がついた。無線がほとんど聞こえない。時々、しかも微かに聞こえる正一郎さんの声。 "むぅ〜、これって俺に言ってるんだろうか? いずれにせよ、この状況はやばいかも・・・。"
正一郎さんは「ランディング方向に向かえ」と言っている(のだろう)。とりあえず、そちら方面に飛んでいく。と、聞き慣れたお声が聞こえるではないか。この時の校長の声は神様の声のようでした(笑)。校長の指示通りに飛んでいく。みなさんの初フライトレポートでは校長の視力は驚異的らしいということなので、実際に確認してみることにする。
無線によると校長から俺はよく見えてるようだ。では、俺からは・・・? ランディング付近に黒い点がある。 "あれが校長かいな!? ほんまに凄すぎます〜っ!!" 指示通りに飛んで、空中散歩を楽しんでいた。そろそろ着地の準備を始めなければならないと思っていたら、もうそこは地上だった。感覚がずれている。しかし、何とか無事にランディングできた。ただ、ランディングから数10m手前の田圃の中だったが・・・。
"やっても〜た!! しかも初っ端からだ〜!!」 タンデムの時に感じた恐怖もなく、空からの紅葉も存分に楽しめた。こんなすばらしい世界を教えてくれたみなさんに感謝!! 今まで指導してくださった校長、正一郎さん、長野さん、諸先輩方、本当にありがとうございます。これからもいろいろご迷惑をお掛けしますが、 よろしくお願いします。当面は、「打倒、武岡さん!!」をモットーに頑張ります。