「正一郎さんに2回もタンデムしていただいたレポート」 BY かおり (01/10/12)


10月12日(金) 晴れ

 朝からタンデムと聞いて、かなり緊張。前回、高所恐怖症である事が発覚した私、そう言えば、エレベーターにも乗れないのでした。車で山を上がる間も緊張、テイクオフ場の斜面に立つだけで恐い。

 そんな様子を見ていた校長が一言、「キンチョウの夏は済んだから・・・」 むむぅ?

 正一郎さんはあっさり「いらん緊張は不要」 んんー。

 周りの皆様は「落ちるだけ」「ジェットコースターやな」 うーん、恐いんですけど。励ましてくださったのですね。多分。 そうこうしながら無事にテイクオフ、1回目のフライトはのんびりお散歩。「タイタニックしてみー?」って、余裕で言われると、何となく大丈夫な気がしてくるから不思議です。ぐるーっと周って、とっても快適なフライトでした。

 2回目はジェットコースターコース。再び皆様の声援(?)に見送られてテイクオフ。空の上やー、ぽわーっ っと感動するのも束の間。

 「むむむ、上がらない」 ?
 「風が変」 風が曲者で、思うように上がらないそうです。 それって危険? 結構揺れてますね。
 「上昇気流に乗るぞー」と言われるがままに体を右、左。

 頑張るぞー、負けないぞー、と大奮闘(?)してめっちゃ楽しい。力の入れすぎで足がつりそう、筋肉つらいです。気が付けば高度は1000m超に達していました。山も道も家も全部おもちゃみたいに見えました。ここまで来たら、高所恐怖症も大丈夫なのですね。雲がすぐ傍に浮かんでいました。

 雲の淵が散らばって自分の方に向かってきた、と思ったら通り過ぎていきました。雲って空の上の方、遥か上空にあるやつですよ。それが自分の周りでふわふわしているなんて!しかも、見た目と違って、スピード速くて、ヒュオーって感じで動くんですよ!!もうめっちゃすごい!!! それなのに!

 「雲の中も入れるよー」と、正一郎さん。ナンデスト!?さらにこの上、雲の中に入るですと!?
 そう言えば、さっきから周りが白く霞んでる様な気がしてたんですけど・・・。

 白色がちょっと濃くなったと思ったら、一気に真っ白で雲の中!上下左右、全部真っ白。何故か自分の前だけは透明だし、パラもくっきり見えている。でも、それ以外はやっぱり完全に真っ白。当然、足の下も白。不思議ですね。自分の足元に空間があると感じるのがとても不思議です。ほんっとに異世界ですね。高度は1310(60?)mを記録。

 雲の中は、とても寒くって(正一郎さんの計算によると10℃くらい)、しっとりして、真っ白でした。ドライアイスを連想したんですけど、その100万倍くらいでした。気分はまさに、天空の城ラピュタ!"あの地平線〜♪"思わず歌も口ずさんでしまいます。 さらにその後、スパイラル。ぐるんぐるん回ってます。洗濯機も渦潮も台風もごちゃまぜにした感じで恐すぎ。

 「俺は怖くないからええねん」って、私恐いねん!首痛いっちゅうねん!
 ピッチングとローリングの練習(?)・・・酔いそう。 奥が深すぎです。

 地上に降り立つと、かすかに揺れているような感じで、酔ってるのでしょうか?

 結局、1時間以上も飛んで、とても盛りだくさんのフライトでした。素敵なギャグでリラックスさせてくださった校長、すごいタンデムをしてくださった正一郎さん、暖かく見守ってくださった皆様、本当にありがとうございます。パラって最高だな、とすごく思いました。ありがとうございました。

 


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