「初飛びレポート」 BY 高橋 安男 (99/12/26)


 ついに大空を飛びました。

 恐怖と、責任と、協調を感じながらのテイクオフ、そのあとに感動がおとずれました。

 今日は微風の最高の日より、朝のミーティングで校長から初飛びを告げられました。その瞬間から、テイクオフのことばかり考えるようになりました。

 正ちゃんとのタンデム飛行、テイクオフ場はまだ、雪が残り足元が滑りそう、風が弱すぎ、一回目は中止、二回目に無事テイクオフ。高々度に緊張していると、正ちゃんからハーネスにちゃんと座るよう指示され、何とかうまく座れました。そのあと飛行コースを教わり、旋回や、ピッチングの止め方を教わりました。

 正ちゃんとのタンデムのあと、すぐ岩屋山に上がり初フライトの挑戦です。テイクオフを待っていると、先の二人がテイクオフ失敗、不安がよぎっていると、長野さんの最終指導、”ネットを越えるまでブーレークコードを押さえて、その後ゆっくり上へ”、はい、わかりました。

 ”ランディング場に連絡を入れて”、はい。校長に”高橋です、いまから初フライトします”、緊張で声がうわずっているのが自分でも判る。長野さんの合図で、スタート、キャノピーがまっすぐ立ち上がることだけを考える、ライザーのテンションバランスもよし、思いっきり走り、けり出す。うまくハーネスにも座れた、フルグライドで若干、右体重移動を掛け進路をランディグ場へ向ける。

 長野さんから、”そのまま、そのまま”の指示、長野さんと校長とのやりとりが聞こえる。いま自分が飛んでいるのは皆さんのおかげだと実感する。

 ”無線聞こえているか”の問いに必死で答える。尾根を越えると、すごい風圧、これがサーマルか、パラグライダーを始めて良かったと実感。グリーンパークで初めて、5m浮いたときより凄い、とにかく飛んでいる。校長より、8字旋回、360゜旋回の指示、ゆっくり体重移動を掛けながら旋回する。最後の旋回でうまくランディング場へ正対する。なんと、校長が写真を撮ってくれている。

 でも、当たりそう、”校長よけて下さい”心で祈りながら、ブレークコードを引く、田圃の土手にエアーバックのお尻を引っかけながら、無事ランディング。長野さんに報告。

 校長、長野さん、その他応援ご指導いただきました皆さん有り難うございました。

 今後とも、ご指導よろしくお願いします。

ランディング ポーズ
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