「我が最良の記念すべき日」 BY 加 茂 輝 三  (99/11/06)


 11月6日校長先生から正一郎さんとタンデムをやりましょうと言われ、予期せぬ事だっただけに心躍らせTOの岩屋山へ。福知山方面の雲海が望め快晴すばらしい景色のTO場から待望のフライト。正一郎さんとのタンデム飛行は快適そのもの、初級コースの説明やローリング、ピッチング、ランディングの高度処理など教えてもらっているうちアッと言う間に初タンデムフライトが終わっていました。ついに「やった」と言葉には言い表されませんでした。

 それ以上にビックリしたのは、初飛びの日を楽しみにグリーンパークでの練習に励んでいるとき校長先生から『今日初飛びしましょう』と言われた時には一瞬とまどいましたが、朝タンデムをやってもらっていたので自信も多少湧いてきました。日没1時間前大変穏やかで快晴、初飛びには絶好のコンディション。TOでは校長先生、小泉さん、ランディング場での正一郎さんという、ベストメンバーによるサポートを頂きなんの不安もなく無事TO。夢心地とはこの事かと思いながら、ひたすら尾根の上を飛び続けました。途中無線の音が小さくなり正一郎さんのアドバイスを聞きとれずコースからそれ心配をかけましたが、何とか無事ランディングし1日2本ものすばらしいフライトを体験させて頂きました。

 思い起こせば6月16日、初めてスクールを訪問、その日は私にとっては運良く風が強く休校で校長先生と奥様しかおられず、パラの話を色々聞かせて頂きました。私も高齢なので空を飛びたい思いはあるものの、はたして出来るのか半信半疑でしたが『のんびりあせらず楽しいパラをしましょう』と励まされ、めずらしい植物らしいですが笹百合の咲く岩屋山のTO場にも案内して頂き、ここからあなたが操縦して飛べるのですよと言われたことを鮮明に憶えています。

 7月から入校し、真夏の炎天下グリーンパークの練習は過酷そのものでした。汗は滝のように出るし、走っても走っても飛ばないし、おまけに親指の生爪は剥がれるし、でもそんな時に奥さんの冷たい冷たいウーロン茶の差し入れで生きた心地がしました。

 あれから4ヶ月、今日の初フライトで本当にパラをやってよかったなあとつくずく思いました。

 私は山が好きで日本の百名山に登りたいと思っていましたが、若い時に手術した右膝の関節が思わしくなく、できる事ならパラで百名山を飛んでやろうとたわいのない夢を抱く昨今です。今後とも一生懸命がんばってよりますのでご指導よろしくお願いします。

 最後になりましたが、真夏の炎天下ご指導いただきました校長先生はじめ諸先生サポートの皆様に感謝し、又冷たいお茶を運んで頂いた奥様、タンデムをして頂いた正一郎さん、初フライトにご声援をいただいた方々に心から感謝いたします。


[ホームへ] [クラブニュースへ]