ただし口に出してしまうというのは恐ろしいもので、その日から早速インターネットでパラグライダーについて調べはじめ、どうやら教室に入り教えていただくのがいいと分かり、単身赴任中ということもあり、ある近場の教室をみつけましたが、土日しか運営されておられず、再度調べなおしてTAKのホームページを見つけました。ホームページを見ると只野校長の経歴に驚き、正一郎さんの実績に驚嘆し、諸先輩の感動の初飛びレポートに感激していました。また、パラグライダーにチャレンジしてパイロット資格を取得していくコースの説明もとても分かりやすくその上、お電話を入れますととても優しい声で丁寧に案内していただき心から安心しました。(ゆかさんでした)
奥さんに話した2週間後の7月1日にはスクールを訪ねていました。1日体験コース、タンデムコースとありますが、当人はパイロット資格を目指しスクールに入校するつもりでした。初対面にも拘らず只野校長は、人間は必ずミスを起こす、重大事故をどうやって防ぐか、安全管理についてTAKの運営方針を語っていただきました。開講して20年になるが重大事故は1件も無いとのお話でした。その後、グリーンパークでノンちゃんにパラグライダーについて実地講習をしてもらい、私のパラグライダーへの挑戦がスタートしたのです。それ以降、休みごとに青垣町にあるTAKのスクールに通いました。夏の炎天下に斜面を全力で駆け下りたり、東屋で休憩&昼寝したのが懐かしい思い出です。
初めてのダンデム講習は正一郎先生でした。7月22日日食の日、ハーネスに座り慣れていない私に、なんといきなり1000メートル上空の雲の中まで連れて行ってくれ、高高度でスピードを上げ移動、風切音が凄まじい(としか表現できない)、下降する時はスパイラルでG加重を感じ、優雅に飛んでいる(と見える)パラグライダーのイメージが覆りました。地上に降りた時は立っているのがやっとの状態でした。
もっとも普段は、グリーンパークでライズアップの練習です。これには根気よくノンちゃんに付き合って(指導して)もらいました。ダッシュのスピードもつき、ライズアップも上達し、浮遊体験(これが快感)を重ね、雨の日は学科講習:フライト機材・航空力学・気象学まで教えていただき万全の準備で当日を迎え、無事初フライトを達成できました。TAKのスタッフの皆様、諸先輩に改めて御礼申し上げます。 |