その頃仕事中に突発性難聴にかかり会社もスクールへもノーリターンでハイそれまーでーよ。
元々大自然を友とした趣味が好きな僕は、全てが終わってしまってもなんとかなるさの調子でつり竿持ってダム湖のへら鮒釣りに熱中してしまったのです。
そんなある日仕事先の社長から人工内耳の手術を勧められリスク覚悟で手術台へ
釣り人を自負する本人が、まな板の鯉になりました。
再び聴力を取り戻した僕はホームグランドの一庫ダムを起点に、和歌山の山田ダムから四国の府中湖、岡山県の新成羽川ダムそして運命との出会いであるところの生野銀山湖までホームグランドを広げていきました。
銀山湖釣行の帰り道で一度は諦めてしまっていた大好きなパラグライダーが、な、なんと目の前を飛んでいるではあ〜りませんか・・。
でも僕は聴力障害者だからパラは関係ないんだと思いつつ、見えるのが辛くて目を背けるようにして家路についておりました。でも、ダメでした。
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