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「大晦日に初フライトしませんか?」
30日の夕方、いつもの様に「明日いきます。」とスクールにメールを送ったらこんな返事が返ってきました。
私としては来年の3月の誕生日くらいに初フライトできたらいいなと思っていたので正直びっくり。。。
「えーどうしよう・・・」と思いながらも心とは裏腹に、手が勝手にメールを返信してました。
「宜しくお願いします。」 と。 |
私がTAKに来たのは今年の7月。雑誌でパラグライダーを知り、一生に一度くらいは空を飛んでみたい!という思いでタンデム&体験コースにチャレンジしました。
ところが上空から見る青垣の美しい景色と、体験により自分で飛ぶ楽しさを知り、この一日にしてパラの虜になりました。家に帰っても興奮は冷めやらず、少し涼しくなるのを待って9月に入校しました。
あれから3ヶ月。遂に初フライトする日がやってきました。
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31日 大晦日 少し風はきついものの快晴。
午前中は初フライト前のタンデム講習。午後はシュミレーターでランディング体勢やターンの練習をしてるうちに時間は過ぎていきました。
無線をつけてもらい、同期達と一緒にいざ山頂へ。
山頂に着くと緊張はピークへ。呆然と立ち尽くす私の横でみんなが着々とフライト準備をしてくれ、「何も心配することないからね。大丈夫!」と好調先生が何度も声をかけてくれました。 |
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ハーネスを装着し、ヘルメットをかぶり、無線をチェックして・・・
「大きく2回深呼吸しましょう。 さぁ行こうか。」と長野先生。
ぐっと力をいれいつもの様に立ち上げ、後は長野先生による力強いサポートで大空へ。
「ひゃ〜っっ」という奇声と共に飛んでいきました。すぐ長野先生からフライトコースを無線で誘導、素晴らしい夕日を背にしばらく飛んでいると、「ランディング場見える?」と正一郎先生からの無線。
ブレイクコードの位置や、ターンの体勢など細かく指示して下さり、一番心配だった場周経路も正一郎先生の完璧な誘導により無事こけることなく着地。
放心状態の私に「おめでとう」と同期や先輩からの祝福を受け、やっと「本当に一人で飛べたんだ!」と実感しました。 |
9月に入校してから来れる週末はほとんどTAKに通ったものの、雨、雨、晴れたと思ったら強風と天候に恵まれない日々が続き、立ち上げもなかなかうまくいかず、落ち込んだ日も多々ありましたが、今日までがんばってこれ、無事初フライトができたのも温かいスタッフのみなさんのお陰だと思ってます。
いつもオヤジギャグで場を和ませてくれる好調先生。
タンデム講習で空遊びの楽しさと厳しさを教えてくれる長野先生。
厳しい指導の中にやさしさいっぱいの正一郎先生。
サングラスの奥から鋭い視線で指導してくれるのんちゃん先生。
(たまにうまくできた時の「OK」と言う一言、本当にうれしかった!)
感謝、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
そして今後とも宜しくお願い致します。
そして先輩の皆様、山のルールを守り安全かつ楽しく空遊びしていきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。
あー TAKに来て本当によかった!!!!!!!
2006年12月31日
谷田 典子 |
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