「やっとみつけました」　藤本さん

今、心の底から幸せを感じています。私にとっての初フライトは「夢の実現」ではなく、これから一生、ワクワク、ドキドキしていける「（人生の）宝探しの地図」を手に入れたような感じです。
仕事は天職にめぐり合い充実した会社生活、休日は2人の子供の行事やサッカースクールの付き添い等で忙しいながらも楽しい毎日でしたが、40才という人生の折り返しにかかり、残りの半生のライフスタイルを考えながら、探していたものがありました。

それが「子供のように夢中になれる趣味」でした。

ところが、毎年のように年初に「今年こそ見つけるぞ！」と誓いを立てるものの、なかなか見つからない。 ガーデニングの延長で貸し農園の野菜栽培をしたり、フィットネスクラブでヨガをやったりと試行錯誤するものの、求めるものとどこか違う。
そんな折、何か他にないかと探しに行った書店で出会った「パラグライダーにチャレンジ」の本がTAKパラグライダースクールに導いてくれました。まさにそこで見つけたのです。 求めていた「宝探しの地図」を。

ところで肝心の初フライト。
私としては「少し体は硬かったものの落ち着いて飛べた。着陸も転ばずにできた。 まずまずの感じ♪」のはず、だったのですが・・・実は大きな勘違いでした。

というのもテイクオフ後、無線が不調で指示が届かない状況が発生（したことを後で聞く）。それに気が付かず「静かで気持ちいいなー」と何も考えず直進してしまった。

私は、タンデム講習で教わった初心者コースから外れてしまっていたのでした。幸い、長野さんに出発直前に「絶対、無線をもう1台持っていったほうがいい」と持たせたもらった２台目の無線を使って校長先生からの神の声とも聞こえる安心に満ちた着陸誘導の指示が届いたおかげで難なく地上へ帰って来れました。しかし、知らぬは本人ばかり。
着陸後に周りをヒヤッとさせてしまったことを聞いて顔面蒼白。 体は着地したにも関わらず、気持ちが宙に浮き、地に足着かない心地となった初フライトでした（汗―）。

校長先生、長野さん、正一郎さんご心配かけました。
そして安全サポート、本当にありがとうございました。
また講習場で基本姿勢をやさしく、厳しく叩き込んでいただいたのんちゃん先生にも心から御礼を言いたいと思います。ありがとうございました。
大好きなこのスクールで、これからもどんどんいろんなチャレンジをしながら「少年の心」を取り戻していきたいと思います。

先生方、先輩フライヤーの皆様、同期（ＴＡＫ０６隊メンバー）の方々、慣れるまで時間が掛かる私ですが、そのうちはじけると思いますのでこれからもよろしくご指導をお願いします。