ブルガリア戦記(05/04/18〜)
4月26日水曜日
昨日のリポートに続きがあって、夕方に2本目のフライトで山に上がった。
穏やかでいいサーマルがあったので、なんで今日キャンセルなのか不思議だった。
日本だったら絶対にやっています。
エリアの東側までハンスと飛んでいってリターンした。
ランディングは、ホテルの南側。メインランディングから歩くのはけっこうきつい。
毎日の日課のようにやっていますが。。。
降りてすぐに子供らが寄ってきてなにやら不思議そうにみていた。
その中で驚いたのは、10歳の子供が「英語しゃべれますか?」と聞いてきた。
なんでも、4年前から勉強しているとか。
日本の義務教育で習った英語でも使う機会としゃべる勇気がないから普通忘れるわね。
「飛んでいて、建物にあたりそうにならなかった?」とか
「飛ぶのは危ない。」とか、いろいろ聞いてきた。危ないかなぁ、、、
時と場合と状況によるのだ。そんなこと話していました。
さて、大会3日目は、、、
低気圧(サイクロンと呼んでいる)がブルガリアの北側を通過中でその影響がでるという
ただ、チャンスは20%ぐらいあるのでテイクオフにあがった。
テイクオフは、天気予報とは逆の東風が強めで吹いていた。
朝の発表では、2300mの観測所では南西の風毎秒12mということらしい。15mを超えるとだめだとか、なんか怪しいこといっていた。ともかく、予報は外れてもレースができればいい、そう思うようにしよう。
タスクは、山沿いに西に行って、そこから平野部にでて、10kmほどの平野を越えた先にある山伝いに東へ行って、メインランディングに戻るものだった。なんか八郷一周の大きいやつみたい。
で、飛んでみました。
逆転層がないとか言っていたわりに、ばりばりあっておまけに変な風で荒れている。
ここは辛抱!
西のターンポイントに向かうためのグライディングは東の強いにつかまり、降りてしまった
というより、普通降りるで。西側にできた積乱雲の影響でそこに向かって風が強く吹いてしまったのだ。
タスクはキャンセル。
あのコンディションで続けるほうがおかしい。でも、タスクを成功させる方法はあったはずだ。(別のターンポイントで)
まぁ、がっかり。。。
夜は、Ginのナスカの地上絵の時のフィルムを映画館で観た。
すごく感動的な映像だった。
ナスカ以外にいろんなところに行って撮影していたようで、DVDが出るのが待ち遠しい。。。
タスクブリーフィング
「今日は、西から南西の風で積乱雲の可能性もある。逆転層は昨日のようにはできない」そういっていたが、、、
Boomerang4のこんなカラーリングもありです。パイロットはスイスの人 西に向かっているときの一こま
怪しい雲に向かっていくのは気持ち悪いなぁ。降りてから見上げた空。
西の空から雷鳴が、、、おまけ
町の中心地
写真中央から右にある白い四角い建物がホテルです。小さいやつですよ。