翔大君の研究発表です。蛍についての基礎知識はこれをみればばっちり! |
蛍鑑賞がより楽しくなる知識
青垣町立佐治小学校5年 只野翔大(2004年夏休み研究発表)
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テーマのきっかけ>
蛍を見ていてとても綺麗なのでもっと蛍の事を詳しく調べたたかったからです。それに青垣町には珍しい蛍がいるので調べたかったからです。
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調べ方>
実際に蛍の観察をして蛍のそれぞれの特徴を調べる。
?何処が光るか? 何の為に光るのか?
ゲンジ、ヘイケ、ヒメホタルはどう違うのか
大きさの違い ☆光り方の違い ☆生息場所の違い ☆時期の違い
調べ方→青垣町生き物ふれあいの里のホタル調査に参加する
- H16.6.19源氏蛍の観察(稲土川)姫蛍(浄丸の滝周辺)との比較
- H16.6.27姫蛍の調査観察(熊野神社)
- H16.7.4姫蛍の餌探しと夜間調査
- H16.7.11 昆虫標本作り
>現地調査の結果
何故光るのか、蛍の光について分かったこと。
- 何処光るのか
蛍が良く見られる場所(稲土川、遠坂川、)に行って捕まえてみると尾の部分だけが光っていた。死んでまもない蛍の尾の部分を見つけたが発光体しばらくの間光っていた。発光体を指につけると、指もしばらく光っていた。特殊な発光体があって光っていたのがわかった。
- 何の為に光るのか
飛んでいる蛍と木に止まったままの蛍がいるのがわかった。飛んでいる蛍が木に止まっている蛍に交尾の為、光ながら近寄っているのがわかった。
- それぞれの蛍の違い
源氏蛍が一番大きく、平家蛍が真中で姫蛍は一番小さかった。源氏蛍、平家蛍はメスの方が大きいけど、姫蛍はオスの方が大きかったです。
- 光り方
蛍によって光り方の速さが違った。源氏蛍と平家蛍は光り方が似ているけど姫蛍は凄く速かった。源氏蛍と平家蛍はいくつかのグループを作っていてグループごとに一斉に光ったり消えたりした。
- 生息場所
源氏蛍は川沿いにたくさんいました。平家蛍は田んぼや小川の近くや川沿いにたくさんいました。姫蛍は川の近くにはほとんどいなくて山奥にたくさんいました。
- 時期
源氏蛍と平家蛍は同じ時期に早くから光り始めた。(6月はじめから7月はじめぐらい)
源氏、平家が一番光る時期からずれて、それより少し遅くに姫蛍が一杯光り出した。
- ほたるの勉強会
H16.6.19〜H16.7.11までピカピカホタル調査に参加そました。県立人と自然の博物館足立勲先生に教えてもらいました。
ホタルは全部で47種類いてそのうち成虫で発光しないのが40種類、発光するのが7種類いました。発光する種類の中で、兵庫県にいるのは3種類で青垣町にはその3種類全部います。
源氏、平家、姫ホタルの胸の模様
<大きさ>
源氏ホタル15〜20mm(オス<メス)
平家ホタル10mm前後(オス<メス)
姫ホタル6〜10mm(オス>メス)
4)生息場所
源氏ホタル→川(多産条件として1街灯がない2両岸に草むらがある3片側の土手に樹木がはえている。
平家ホタル→小川や水田
姫ホタル→森の中、神社やお寺の森の近くに多い(人が荒らさないので何百年も森の木が生きているから)昼でも中が薄暗い所。キゼルガイがいる所。(陸に住む貝)幼虫の餌になる。
5)オスとメスの違い
目の大きさ オスが大きく メスが小さい
発光部 オスが2節 メスが1節
飛行 オスが飛ぶ メスは飛ばない
6)光の見え方
グループで光ったり消えたりするのを「一斉明滅」といって東日本は4秒おき、西日本は2秒おきに光る。
7)姫ホタルの餌→キセルガイを好んで食べる
8)源氏、平家ホタルの一生
6月 羽化(さなぎが幼虫になって羽はえて交尾。コケに産卵)
7月 卵がかえって幼虫になる(カエニナを食べる)
4月 上陸(雨の降る夜だけ、土手を幼虫が登るのが見える。成虫のように尾が光っているでわかる。)土の中でサナギになる→4〜5週間で親になる。
- 幼虫が上陸する4月の雨のリズムで6〜7月のホタルの時期が予測出来る。
- 姫ホタルのくわしいことはまだはっきりわかりません。
9)感想
ぼくが初めて姫ホタルを見たときキラキラ星みたいでものすごくきれいでした。ぼくは姫ホタルは小さいのにすごく光が強かったのでびっくりしてしみました。幼虫が光るということもびっくりしました。ホタルのいろんなことがわかって良かったです。
2004年 夏 只野翔大